盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法 -箱庭技研-

 

 

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盛土道床とは

盛土道床(もりつちどうしょう)とは、津波対策などでかさ上げした線路の道床で、東日本大震災後の三陸鉄道などでも採用された技法でが有名です。簡単・お手軽に設置できて楽しめるジオラマシートminiとコレクションケースminiワイドで、ちょっと立体的なジオラマ風に楽しめる方法はないか、というコンセプトで開発してみました。ここでは、ジオラマシートmini(DSm-R001)の海岸セットを使用してディスプレイケースにジオラマシートminiの盛土道床を設置する方法をご紹介いたします。河川脇の線路などでも盛土道床は見かけることができますので、他の鉄道模型向けジオラマシートminiでもご利用いただけます。

 

他社ディスプレイケースの中には、カバーが爪付きでなかなか外れ辛かったり、外し辛いカバ-を外す際にケース自体をひっくり返すためにネジなどでモデルをベースに固定しなければならないものもあります。せっかくの大切なコレクションモデルに穴を開けてたりするのがためらわれたり、また穴をあけて固定するのが面倒だったり…、というハードルを解消するため、本コレクションケース(CCmW)とジオラマシートminiをリリースいたしました。臨場感のあるジオラマ風展示が手軽に利用でき、またホコリの付着も防げて積み重ねも可能です。特に線路上に配置される車両モデルに穴をあけてネジで固定するという方法はあまり現実的ではないため、ベースを動かさずに簡単にカバーが取り外せるコレクションケースminiワイドは鉄道模型のケースレイアウトに最適です。

 

今回のご紹介例で使用しているディスプレイケースは当社コレクションケースminiワイドですが、サイズが合うようでしたら他社製汎用コレクションケースでも利用可能です。ジオラマシートminiの対応ディスプレイケースサイズは、内寸が横430mm、奥行き151mm、高さ151mmが最大になりますので、ご使用になるディスプレイケースの内寸サイズは事前にお調べください。それ以上大きなディスプレイケースには900mm×600mmのジオラマシート・ノーマルタイプをご検討ください。

 

お手軽なディスプレイケースへの鉄道模型展示で、あなたのお気に入りの鉄道模型モデルコレクションをお手軽にお楽しみください。

 

盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法

1 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像

■用意するもの

  1. ジオラマシートmini
  2. 各種ディスプレイケース
  3. ハサミ
  4. マジックなど
  5. 発泡スチロールカッター
  6. 定規など
2 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像

ジオラマシートmini[DSm-R001]海岸セットの裏側の盛土道床面をカットラインに沿ってハサミでカットします。

3 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像

カットラインを外れないように、丁寧にカットしてください。

4 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像

カットできたら、コレクションケースminiワイドの奥側の角で折り曲げると簡単に折り目が付けられます。

5 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 山折りは盛土道床面を上に、谷折りは裏返して角で折り目を付けてください。
6 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 発泡スチロールを発泡スチロールカッターを利用して盛土道床の土台部分のサイズにカットします。サイズは横約332mm、奥行き約40mm、高さ約20mmです。木材や重ねた段ボールなどで代用してももちろん大丈夫です。事前にカットする線を引いておくと楽です。
7 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 カットラインに沿って丁寧にカットしていきます。
8 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 力をあまり入れずにゆっくりカットしていくと良いでしょう。
9 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 無事カットできたら、盛土道床と合わせてみてサイズを確認します。
10 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 サイズの確認が済んだら、折り目を付けた盛土道床の裏側に両面テープなどで固定します。
11 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 ベースと背景をコレクションケースminiワイドに付属の専用型紙シートでカットラインをトレースしてカットします。折り目を基準に背景高さの位置など配置で調整できますので、お好みの位置で配置してください。
12 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 海岸風景のシートがカットできたら、裏返してベース奥側の角で折り目を付けていきます。
13 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 指先で押さえて、少しずつ折り目を付けていくのが良いでしょう。
14 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 海岸背景の折り目が付いたら、両面テープでベースにシートを固定します。その上に先ほど作成した盛土道床を乗せてサイズ確認を行います。
15 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 サイズに問題が無ければ、盛土道床部分もシート状に固定して設置完了です。盛土道床の有り無しでシーンを変えて利用する場合は、接着力の弱い両面テープなどを使用して、気分で変えてお楽しみください。
16 盛土道床(DSm-R001)の組み立て方法の紹介画像 展示する線路と車両を乗せて完了です。写真のようなストッパー付展示用ダミーレールではなく、通常のリアルな鉄道模型レールを使用して車両をレールに簡単に固定する方法はTips「鉄道模型ディスプレイ展示時の車両固定法」で簡単な方法をご紹介しております。

 

 

盛土道床の幅は約40mm強ですので、HOゲージのレール(KATO社製)も利用可能です。1両編成になりますが、よりリアルで迫力あるHOゲージの車両でもお楽しみください。今後も簡単・お手軽に鉄道模型ディスプレイケース展示にマッチするジオラマシートminiシリーズは色々とリリースしていく予定です。

 

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